11月27日、大人のクラスで「英語で茶道」特別レッスンをしました。9月に入学した大人の生徒が茶道をしていて、新築のお家に茶室があり「レッスン番外編で使ってください」と言ってくれて実現しました。
 茶道未経験の私ですが、『茶の湯英会話』(淡交社)というテキストで勉強して、道具の名前やお茶を説明する会話を英語でレッスン。その後、身を清めるという意味合いで、それまで履いていた物とは別の白い靴下に履き替え、荷物を置き、茶室でお菓子とお茶を一服いただきました。お茶を点てる経験もさせてもらいました。2人の生徒さんは花嫁修業で茶道を習った経験があるとのことでスムーズに動かれていましたが、初めての私は見様見真似で、何度も質問しながらの挑戦。一杯のお茶を普通3回で飲み切るのですが、私がお茶を入れ過ぎたために、差し出した相手の生徒さんがなかなか飲み切れず、大変な思いをさせてしまいました。とてもおいしく、また楽しいひと時を過ごせました。

 千利休は禅とキリスト教を取り入れ、遊興や儀式・作法でしかなかった「茶の湯」をわびという精神性をもった「茶道」にまで高めたのだとか。フランシスコ・ザビエルは、千利休の友人である堺の茶人・日比屋了慶(ひびやりょうけい)(了桂)の屋敷に1か月あまり滞在したことがあります。了慶の屋敷内の聖堂で、宣教師が畳の上で行う(カトリックではミサ、プロテスタントでは礼拝と言います)の儀式を行うのを見て、そのミサに強い影響を千利休は受けたと思われます。
 利休が考案した、茶室に入る「にじり口」は、武士であっても刀を置き、膝をつき頭を低くしないと入ることができません。新約聖書マタイによる福音書7章13-14節にはこのように書かれています。
「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」神の前に謙虚になり、困難でも正しい道を歩む心が、茶道の精神に表れているように感じます。また、世俗と切り離れた茶室という空間で、ただ亭主(茶事を主催する人)と客という関係の中で、亭主はミサにおける司祭のように儀式を司っているようにも見えます。茶道の流派、教会の宗派によって所作は様々だと思いますが、亭主が食籠(じきろう・菓子器)を主客に預け、主客が菓子を取り次の客へ回している所作も、聖体拝領という儀式で皿に置いたパンを取り回していく所作も似ています。
 効率が重視される今の社会で、時間をかけて人をもてなす茶道のような伝統を守るのは素敵なことだと感じました。日本の文化について、生徒が知識を得、考えを深め、伝えることができるようにレッスンしていきたいと思います。

12月25日はクリスマス。では、クリスマスは何の日か知っていますか? 3歳の息子に教会で問いかけると「おもちゃもらえる!」と元気な返事をされましたが、クリスマスはイエス・キリストが生まれたすることをお祝いする日です。実は、イエス様の誕生日は聖書に記述がなく、いつなのかは分かっていません。古代ローマの宗教の一つミトラ教では、12月25日は「不滅の太陽が生まれる日」とされ、太陽神ミトラを祝う冬至のお祭りがありました。4世紀頃、キリスト教を布教させたい人たちが、「イエス様は世界を明るく照らす方だから」と、冬至に乗っかってこの日にクリスマスをお祝いするようになったと言われています。
 キリストとは救い主という意味で、救い主が生まれたことを共に喜び、ごちそうを食べたり、プレゼントを贈り合ったり、冬にも葉が枯れず綺麗な緑色をしたモミの木を命の象徴として飾ったりする文化ができ上がりました。サンタ・クロースは、親を亡くした貧しい姉妹のために靴下に金貨を入れて煙突に投げ入れた聖(セイント)ニコラスが起源。子どもたちは靴下を壁にかけ、煙突から入ってくるサンタさんをいい子に寝て待つようになりました。子どもたちがワクワクしながら待っているクリスマスを今年も楽しみましょう♪

☆ピジョン・コンペティションではDuck Teamが優勝しました! おめでとうございます! それぞれ景品をお渡しします。
☆幼稚園駐車場を朝に猛スピードで通り抜ける車があったため、駐車場後ろ側の出入り口にチェーンをかけて通り抜けられないようにしたそうです。駐車場をご利用の際は前側から出入りするようお願いします。
☆12月24日(火)~1月5日(日)まで、グループレッスンはお休みです。この間もプライベートレッスンは行います。お休み中もCDを聞いたり、テキストを見返したりして復習してください。Merry Christmas and Have a Happy New Year! (「良いお年を」も「明けましておめでとう」も”Happy New Year!”と言います。)